大手出版社と同じように、小説や詩集、エッセイ、絵本、写真集などを書店に流通させたり、大学の教科書や塾の参考書などのように、生徒に販売することもあり、実にさまざまな人がさまざまなジャンルの本を出版しています。

自分史や遺稿集、記念誌のような身内だけに配る私家本でも、書店に流通させる本と同じクオリティで仕上げることもできるのです。

七十歳の古希を記念して自分史を作ることにしたAさん。身内にしか配らないとはいえ、自分の生きてきた証を残したいという強い思いがありました。しかし初めてのことで何が何だか分かりません。また、自分史というものは、読んでもらいたい読者である身内が登場することもあり、彼らにたいする表現や言葉遣いには細心の注意が必要です。また、何よりも、自分史は自己満足になってしまいがちなのが盲点。第三者のアドバイスが必要です。Aさんは、出版社の担当者から「当時の社会状況が書いてあると分かりやすいですよ」という助言をいただいたそうです。誤字脱字のチェック等の校正だけでなく、こういった点を見てもらえると、本の内容も充実してきます。私家本でも一般的に流通している書籍でも、「本を作る」という点においての工程は変わりませんし、そこを区別なく対応してくれる出版社にめぐりあえあれば、満足いく本を作ることができるでしょう。

Bさんは、これまでの教師生活で生徒たちに配布してきたプリントを1冊の本にまとめました。教育現場の最前線で生徒たちに伝え続けてきたことや、ここは分かりづらい、などの生徒たちの生の声を反映させてブラシュアップしてきたもので、現場の教師陣にとっても待望のテキスト化でした。

このように、著名な塾の講師や大学の先生でなくとも、手軽に出版が可能なのです。